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金継ぎのこと

 01,2019 10:04



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昨日新しく始めた器たち




昨年秋から金継ぎを始めました


金継ぎに惹かれたのは

修復というプロセスを通じて

オリジナルとは違った新たな美がそこに生まれるところ



かけやらひびやら

普通だと

お役御免になってしまうものが

蘇ります


時に、オリジナルより

魅力が増して蘇ったり


美しさは不完全というのがふと頭に浮かびます


古いものなどは

そのきずもまた魅力だったりするので

継ぎ方のセンスが問われるところ


そこに

完全という概念を追求しすぎると

時に美しさを損なってしまったり


いい塩梅を探します




習う前は、漆ってペイントと同じで塗るもの

というイメージがあったんですが

実際始めると、作業の中心は磨くことなんだと知りました


磨く作業では

自分の心の状態がよくわかって面白いなと思います


クラスでは金継ぎも漆工も両方あって

漆工も工芸的なものだけでなく

芸術作品のようなものまで作られていて

漆に対するイメージが随分変わりました



漆や道具の使い方も

それぞれの先生によって若干ちがい

その辺り独自の秘訣があるようです


私はといえばまだまだ初心者なので

そうした創意工夫ができるまでには

あと数年はかかりそうです




仕上げとなる漆を引く作業はやっぱり楽しい

線の引き方も色々です


繊細な曲線や直線から

揺れてちりちりとカールしたようなものまで

どれも表情があって楽しい


器にあわせて

こんな風にやりたいというイメージは浮かぶものの

いつも試行錯誤します




自分が思うように表現できるようになりたいな



そう思って

最初、使う道具を心をこめて丁寧に扱うように意識しました


そうすると

それは当たり前の習慣になり


片付けも「仕舞う」という

作業の大切な一部になりました


そんなところから

気持ちや姿勢と

眼差しを向けている方向が揃ってくるように思います



こういう考え方は

なんでもインスタントに手に入れようとする時代には

なじめないものなのかもしれませんが

私はそれを大切にしたいです


そしてそれは私にとっては楽しみでもあります




小さなことが

長い年月になると

大きな違いを生みます





細かい作業が中心で、また素材もデリケートだから

いつの間にか没頭して、一回のクラスはあっという間です


もっとやりたいなと思うけれど

今、私がこれに割ける時間は限られているから



時間がある時は

インスピレーションを得られるようにと

作家の方達の美しい作品を眺め

頭の中にイメージを描いて心踊らせています




あこがれはオブジェ

イメージがあります


そしていつか


とびきり凝った美しき呼び継ぎができたらいいなぁ


そう思って今日もまたクラスに行ってきます
















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