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ティーチャートレーニングをどう選んだらいい?

 08,2013 18:41
この件については、帰国して以降、ず〜っと書きたいと思いながら、どう書けばいいのだろう?と思っていました。数年を経て、考え方も少しかわりましたが、とりあえず、今の時点で一度アウトプットしてみてもいいのかもと思って書いてみます。

ティーチャートレーニングを受けたいのだけれど、どのティーチャートレーニングがいいですか?
と、よく聞かれます。
聞かれるたびに一瞬なんと返答したらいいのかいつも迷います。

ティーチャートレーニングに期待するものは本当に人それぞれだと思うし、それに、ティーチャートレーニングはゴールではないので、さて今の時点で、自分は何を学びたいのかということがある程度見えていないと、提案のしようがないということもあります。

いつも、私は自分が好きなヨガ、つまりは私自身が学びたい・学んでみたい、と思っているヨガについてしか提案できないけれど・・・と前置きして話をします。つまり、私にできるのは、哲学的にもアサナのプラクティスへの姿勢においても、私自身が共感できるものについての「数少ない情報」しか提供できないということです。

別のトラディションなりスタイルなりのヨガとなると、ある程度有名どころの情報はあっても、詳しい事は知らないし、実際にどういうトレーニングなのかも知りません。また、有名どころというのは必ずしも良いには繋がらないという事もあります。

時間的なこと、費用的なこと、海外であれば語学力など、条件がいろいろあるだろうので、いくつかをピックアップしたらそうした自分の条件に一番見合うものを、自分自身で情報を集めたうえで決めることが大切だと思います。

200時間のトレーニングとなると、費用も相当なものになるし、仕事をしていれば時間的な拘束も出てきます。それにかける時間と費用を考えると、これでいいのかしらという気持ちが生まれるのも当然だと思います。

伝統なりスタイルなり哲学なりと言った詳細を別にすれば、どうやって、自分が共感できるようなヨガのトレーニングを選べば良いかについては、どのヨガのスタイルでも基本的なところは同じように私は思います。それについて私なりにちょっとアドバイスをここに書いてみます。


1) プラクティスの年月を経ずに、いきなりトレーニングに入らないこと。

基本的な事ですが、日本では、「資格=仕事」という形でTT(ティーチャー・トレーニング)が認識されているようで、プラクティスの年月を経ずにトレーニングに入るひとが沢山いると聞きました。
これでは、TTのメリットを生かす事ができません。TTは教える技術を学ぶことを基本としています。ヨガの知識も深まりますが、それ以上にどう教えるか?という事に焦点があたっている(はず)ので、プラクティスがある程度できていない時点で、トレーニングをしても教えるところに繋がらないと私は思います。


2)まず、自分に合った先生を探し、プラクティスを重ねてください。

自分の好きな、共感できるヨガをまず探し求めてみてください。日本で見つけられなくても海外から来る講師などのWSに積極的に参加して、どういうヨガなのか自分自身で感じてみます。そしてできるだけ近いプラクティスを重ねてください。もちろんスタイルを変えてもOKです。自分の心と身体が共鳴できるもの。トレーニングの前に最低1年程はこんな風なプラクティスの期間を持つ方がいいと思います。無駄ではありません。たとえスタイルが変わっても、それはとても豊かなあなたの土台となります。

何故なら・・・教える事そのものは、自分自身のプラクティスからしか生まれないからです。


3)自分の印象を大切にすること。

評判のいいTT。人気のTT。国内の、あるいは国際的に有名な講師・・などなど。確かにいいものもあります。その一方で、ヨガは今では一大ビジネスだということを忘れないように・・・。人気のものも流行のものもOKです。ただ振り回されないように。国内にも海外にもメディアに乗らなくてもいい先生は本当に沢山居ます。自分が共感できるものを、自分が学びたいと思う事を教えている人を、そして何より自分がプラクティスしていて心地よいと思うヨガを大切にするように。簡単に手に入らないかもしれない。だけど、根気よく探し続けることです。そして心が魅かれる先生達とのプラクティスを楽しむように。

何故なら・・・それをベースにあなたは自分のヨガを教えていかなくてはならないからです。


4)現役の先生のトレーニング

基本となる200時間のトレーニングは、今、実際に通常のクラスを教えている先生のトレーニングを私は薦めます。普通に通常のクラスを教えていること。今現在の現場の情報がそのままダイレクトにTTに現れます。そしてそれはとても大切だと私は思います。


5)実際に決める前に

いくつかのトレーニングをピックアップしたら先生達のクラスなりWSなりをできるだけ受ける事をおすすめします。海外でもできるだけチャンスを見つけて受けるのがいいと思います。無理なら動画でもいい。動画がなければ、過去にそのトレーニングを受けた先生に意見を聞いてみる事。それも一人でなく複数の先生に意見を聞くといいと思います。できるだけの情報を集めて、その中で、自分の心に響いてくるものを探すように。

多くのヨガの先生はとても親切だと私は思います。意見を聞きたいので他の先生を紹介してくださいませんか?と言えば、紹介してくださる人も少なくないと私は思います。遠慮しないように。その一方で自分でそうした先生を探して、直接にコンタクトをとっていく姿勢も大切です。


これらのことは、おそらくどのトラディションでもスタイルでも同じだと私は思っています。

もちろん、違う意見もあると思います。それはそれでまた自分が納得できるのではあれば良いのだと私は思います。

NYCでも日本でも200時間のレベルの資格を持つ人は本当に沢山です。有り余る程と言ってもいい位です。
そうした中で、自分はヨガを教えるという事、あるいはヨガを教えるという仕事とどういうスタンスで関わってゆきたいのか?ということを常に自分の中で問うようにしてゆく事はとても大切だと思います。膨大なヨガをめぐる知識から、自分は教えるという事を通じて、何を伝えたいのか。(何か好きな事をピックアップするという意味じゃないですよ。本当に膨大なので、私たちが一生かかっても、できることはほんの小さな小さな一部にしか満たないということです。)

そして、何より、教えるというその先には人がいるのだということを忘れないように。

自分のやりたい事なり、自分の好きなスタイルなり、いい&うまいヨガティーチャーなり・・・つい自分とヨガのことだけを考えがちですが、教えるという行為のその先には、私たちが教える事を受け取る人たちがいるということです。

何故、何のために、それをしたいのか?
見失いそうになることは沢山です。
自分の中に常に問う事を忘れないように。


Namaste












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