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ヨガを初めたばかりのあなたへ

 03,2012 17:14
クラスのレベルをどこにセットするかは思案のしどころです。

一つのスタジオで担当するクラスの数は限られているので、クラスに来てくださるレギュラーのメンバーのレベルから、曜日や時間帯、そして他のクラスとのバランスも考えて、半年~一年に一度くらいアジャストする必要がでてきます。初めてクラスに出る方は、初心者マークやビギナー、ベーシックというような名前と時間的長さを目安に、興味津々あるいは恐る恐る選んで来られていると思います。

初心者と言っても千差万別。ヨガは初めてだけれど他に運動しているという方と、何年も全く習慣的に運動をしていない方ではやはり身体を動かすという事において違いがあります。スタジオがつけるこの初心者マークって、目安になるようでいて目安でないような・・・。

週末のクラスでのこと。ハタ・アラインメント&ストレッチというオールレベルに、始めて来られた数名の方たちは後者の方達で、まず自分の身体に親しむことが必要なようでした。終わった後に、周りのみんながすごくて圧倒されたこと、他の人に比べて自分はひどくできていないこと、どこから始めていいのやら迷ってしまうこと、自分はこのクラスに来ていいのだろうかと思うことなど、心配そうに話していらっしゃいました。

初心者の方はどのクラスを選ぶのかとても迷われると思います。そして慣れた方が沢山だと圧倒されてしまうのも確かです。でもね、次のことをちょっと知ってもらえたらと思います。

ヨガをすることを、私たちはプラクティスと呼びます。私たちはクラスで、自分ができることを確かめたり(あるいは見せたり)するのではなく、プラクティス(ヨガを実践すること)をするためにそこに集まっています。だから、まず、この時間は自分のためのものなんだということを是非知ってもらいたい。他の人と比較する必要は全くないのです。プラクティスの途中で休んでもいいし、ポーズを抜いてもいい。誰も使っていなくてもブロックやブランケットを使って、自分の心地よい場所でプラクティスしていただいていいのです。そしてわからなかったら、その場で聞いていいのです。顔が違うように身体も違います。だからまず、自分が自分であっていいのだと安心してください。そして、アサナのプラクティスを通じて、少しずつ自分の心の・身体の声を聴く耳を養っていく。そのプロセスを楽しむように考えてみてください。

ヨガの道はとても深く豊かです。アサナのプラクティスは、時々その形をマスターする・完成させるということを目的にして、そのために励むことがいいのだという風に誤解されています。ヨガのプラクティスは自分と向き合うための時間です。アサナのプラクティスを通じて自分が誰かを探ってみること。そしてそのことから得た恩恵を自分への、他者へのにごり無い愛へとつなげていくことです。

少しずつ何億という薄い皮膜の層の一枚一枚がめくれるように、プラクティスを通じて見えてくるものがあるかもしれません。また、何年もプラクティスを重ねていても、何も見えてこないこともあるだろうと思います。それもまた、どこかにたどり着こうとがんばらずに、何かをすぐに得ようとあせらずに、ただひたすら、今のこの瞬間を、好奇心をもって楽しみながら、マットの上に立ってもらえたらと思います。

その場にいる皆が、お互いを歓迎しているはずです。毎回違うメンバーで、毎回違う心と身体で、毎回違うエネルギーを、自分のヨガをプラクティスすることでお互いに分かち合う。そのことの喜びを感じることのできるクラスになればいいなと思います。

そしてここに書いたことができなくても自分を批判しないように。ここに書いたことは経験のある、アドバンストのヨギと呼ばれる人たちにとっても、実はとても難しいことなのです。

こうしたことを学ぶことのできるクラスを導いていけるようなヨガ・ティーチャーになりたいなと心から思います。



「あなたは既に真実なのです。既に素晴らしい存在なのです。まさに今のままのあなたで」マーク・ウィットウェル





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